聖闘士星矢二次創作の顛末

まだまだ工事中が多いですが…

 

1987.4.29 『BLUE FOREVER』刊行 A5オフセット56P サークル名無し

TVアニメにはまりだして突発的に計画し、お友達を巻き込んでのギャグ

中心本。ネタもほぼパロギャグ。

まだ放送が楽しくて軽い気持ちで盛り上がれていた古き良き時代…(笑)

この後とんだ沼になろうとは。それでもタイトルはエンディングの歌詞に

惚れ込んで拝借したし、この通り表紙から裏表紙まで、一面の青の星空

でした。そして巻末の漫画で、紫龍×春麗推しの当時、失明事件にショッ

クを受け、それがきっかけで闘って流血して行く彼らを見ていられず、

二次創作ではせめて幸せでのん気でいてほしい願望がふつふつと湧き

だしました。その想いだけで突っ走りました。    

 

 

1987.11.28 『あなたのために…』刊行 B5オフセット 40P 非売品限定50

 

地元の友人との三人誌。なんとこれもほぼ漫画。テーマはお幸せ。

私たちの男女CPはおそらく世界で皆無であろう一輝×沙織でした!!

もうこの頃の友人と連絡が取れませんが、遺言みたいなサイトなので(笑)

自分ラインで掲載する覚悟ができたらUPします。

この頃からキャラ担当制になり、絵柄が三人三様に入り乱れてのごっちゃ

な作品です。でもそれはやっぱり記念の意味合いは強く、いろいろあった

けど今となっては懐かしいと言える年月が経ちました。

私が一生懸命聖闘士星矢していた証です。これからの怒涛の展開はどこで綴るべきか…

 

 

1988.9.20 『聖闘士星矢 みんなの願いは明るい男・女交際』 B6 26

アニメーションサークルアニメイト「CANVAS VOL.41」寄稿

 

竹脇が所属していたサークルで聖闘士星矢特集を組むということで、当時一緒に暮らしていた二人を巻

き込み、三人での大合作ギャグ漫画を仕上げました。

「やおい」と呼ばれた男子同士の絡みの同人誌が勘弁ならず(笑)タイトル通り自分達だけは男女CP推

しを貫くべくテーマにしたものです。

また、流血も嫌だったので12宮編を学園物ギャグでのん気に変換し、好き勝手の大暴走でしたがほん

とーに描いていて楽しかったー!!生原稿を返してもらえなくて、もしかしたら版権?がサークルにある

のかもしれませんが、これも勇気があったらUPします。全世界の一輝ファンを敵に回す覚悟ができたら…

私の担当は、瞬、沙織、ムウ、デス、リア、シャカで、結構三人で好きなキャラが分かれていて分担しや

すかったです

黄金派じゃなかったから描きたかったのはシャカだけで、瞬と沙織が描ければ満足でした。

あとを二人に頼んで申し訳なかったけど、二人が上手だったからノープロブレムでした!!(笑)

アップしてみたのでこちらからどうぞ〜

 

※一輝×沙織がギャグでも許せない方はここで立ち止まって下さい。

 

 

1991.8.16 『誓いはV!』刊行 A5コピー 16P PROMORTE PEACE

 

東京で一人になり、このブランクの間も星矢ちゃん達のお幸せについて

ちまちま考え、お幸せを推進する心は募るばかりでした。

男女CP本の準備号みたいになってしまったのだと思います。

自分の漫画は3ページのみで(笑)あとは東京で知り合った友人が頑張

て数ページも瞬×ジュネを描いてくれました。

私はここでも友人に支えられて幸せでした。

もうキャラ担で描くことはなくなってしまいましたが、自分の想う聖闘士星矢

二次創作を貫くだけでした。

もう私には星矢ちゃんたちしか残されていなかったので。

タイトルも頓挫した学園物で語っていたような内容から引っ張っていました。その代わりに脳裏で蠢いて

いたのは…次の刊行物につながります。                   

         

 

1992.12.1 『誓いはV!〜PROMORTE PEACE』刊行 A5オフセット 40P 

 

1987/11/10に抱いた聖闘士引退の夢…その想いをようやく形にする時が

来ました。それなのに、裏表紙に命を懸けるため、表紙を友人に無理に引

き受けてもらいました。朋子さんかわいい氷河をありがとう。陰にはちゃんと

ジャングルの仲間たちの姿も刻まれている!何故ジャングル大帝(笑)?!

そんな表紙でしたが、中身はジュネちゃんの引退三部作を詰め込み、後悔

の無いよう出来るだけのことをしたつもりです。漫画二本、小説一本の構成。

それでも心残りは、瞬のアンドロメダ島当時の人生についてでした。

それを数十年の時を経て引退三部作に絡め、全編書き直しで初のPIXIVデビューとなりました。小説

も何もこの1992年版をUPする勇気はありませんでした。このサイトでは…気が向いたら漫画だけ上

げます…

アニメ派の私は、この当時アンドロメダ島の先生は「アルビオレ先生」でした(笑)

1992年に話は戻りますが、自分なりに聖闘士引退でジュネちゃんに矛盾のないよう完結した私の課題

は、「1988年当時の後悔」でした。

 

 

1999.8.14 『つたえたいこと〜TO YOU WITH LOVE』刊行 新書版オフセット 290P

二十世紀清算事業団

            

また表紙が空してます。彼らが伝えたかったことのイメージが、どうしても青空しかない

のは、竹脇がマグリット好きだからでしょうか。

1988年頃、合作漫画「みんなの願いは明るい男・女交際」を描いた三人は同居し

ら、日夜星矢ちゃん達のお幸せを妄想し、聖衣を着なくても彼らの伝えたいことは伝え

られるのではないか、との結論に至り、遊びで学園物の妄想をしていたのを皮切りに、

学園物で聖闘士星矢二次創作をすることになりました。

最初は小説で内容を仕上げて、最終的には合作漫画で無料配布する計画でしたが、

諸般の事情で頓挫…私はひとりでこの妄想を続け、どうしても形にしたいとずっと足掻いていました。

初稿、第二稿とどんどん展開も変化し、やっと第三稿目で本として陽の目を見ました。

当時一緒に暮らしていた友達もどうしているかわからず、おそらくもう聖闘士星矢はしていないでしょうから

(笑)ネットで上げても彼女たちの目に触れることは叶わないでしょう。

でも二人がいなかったらここまで漕ぎ着けていなかったと思うので、感謝しています。こんな私といつも遊んで

くれて、一緒に笑って泣いてくれて、数々の奇跡を(笑)本当に有難うございました。

さて、この本は「電車で読める同人誌」をコンセプトに、新書版サイズにしました。

即売会で無料配布しましたが、なかなかもらってくれる人がいなくて散々な結果に…多くの人に読んで欲しかっ

たのですが、残念ながら僅少の方々の元にしか旅立てませんでした。

今、読むと笑っちゃう所ばかりでも、2016年に引退三部作を書き直していると、この「つたえたいこと」の神髄

が舞台は違えどもよく表れてきて、私の聖闘士星矢の根底はいつも一緒だと再認識しました。

このページ数なので、これはネットには上げられないと思うのですが、スキャナ買えば可能??

ただこっぱずしさ半端ないし(笑)晩年時間があればしようかしら。

最初から最後まで瞬×ジュネお幸せ満載でしたー!!

そんなわけで、竹脇のサークル名が二十世紀清算事業団になったのは、この作品が後悔となって残り続け

たため、20世紀中に清算しておく意味合いで決めたものでした。

 

 

          1999.8.14 『趣味のつたえたいこと〜付録本』刊行 B5オフセット 32P           
          

二十世紀清算事業団

              

「つたえたいこと」本編の言い訳がたくさん詰まった解説?!本で、本編をもらって

下さった方には漏れなくついてきた迷惑な品でした。

この一連のストーリーには「ペガサス」という主題歌も存在し、竹脇の作った詞に、

ヤマト時代からの友達のももさんが作曲して下さいました。裏表紙がももさんの

書きの楽譜なのです。ご本人に了承いただいたら、そのうちこれはUPできるかと。

とーっても素敵な曲で、へっぽこな歌詞がすごい歌に大変身!本当に嬉しかった

です、ありがとうございました!(これで曲作り方面に走ったのはももさんの数々の

すごいオリジナル曲の影響であります)

さて、このおまけ本のもうひとつの目的は、同居していたまゆみちゃんが残してくれた細かい設定画がもった

なくて、形にしたかったからです。鉛筆描きで劣化していってたので、印刷物になり一安心しました。

瞬が住んでいた家の全景から間取り、玄関、どんな植物があるかまで(泣)本当に妄想のかけがえのない

産物でした。ジュネちゃんの柿の木坂のお部屋まで…。これはご本人に了解は取れないけど、いつか絶対

UPします!!

これで、私の聖闘士星矢でやり残したことも無くなり、音楽方面など音声関係の同人に移行して行きました。

そう、ここで完遂してしまった気になっていたのですが、やはり不十分であったことに後々気付きます。

 

 

2016年度 引退三部作再構成〜執筆再開

 

聖闘士星矢の同人誌活動をしていないとは言え、永遠の瞬×ジュネストの竹脇は、

「聖闘士星矢」の時間を止めたまま、日本には自分以外の瞬×ジュネストの皆様が

まだ存在していた事実に感動し、うっかり自分も瞬×ジュネを書き始めてしまいまし

た。

テーマは世紀末の「つたえたいこと」で一段落したつもりでした。でも、その後もずっと

書けなかったアンドロメダ島時代の瞬のことがひっかかっていて、それも含め、ジュネ

の引退三部作であった過去の作品を大幅改定のうえ、全面書き直しでpixivに掲載

してしまいました。諸事情で一旦pixivからは下げなくてはなりませんでしたが、もう

ほとぼりも冷めたので(笑)ここでひっそりUPして行こうと思います。

結局引退三部作と言いながら、全6作品に渡りだらだらと書き散らかしました。

投稿日のスパンがもの凄いことに(笑)

 

1.ここにいること〜アンドロメダとカメレオンの物語 2016.5.25投稿 

 タイトルは結構悩みましたが、決まってみたら「つたえたいこと」の第1章と同じになってしまい、そこでも瞬が

 自分探しをしている箇所だったので、自分の中ではそういう話だったんでしょう。

 一応「聖闘士星矢」のストーリーに繋がる部分で、瞬が優しさを損なうことなくああも難儀な人になれたかと、

 二人の別れのシーンへ続く説得力を持たせるべく頑張ってみたつもりでした。

 ここまでアニメ派の私でも、これは瞬のためにも「先生」を限定したくなかったので、一切固有名詞を出しま

せんでした。読んで下さった方のお好きな先生を想像していただけたら幸いです。

ジュネの経緯も想像=妄想設定ですが、書き残せてすっきりしました。

 

 

2.ほんとうのこれから〜カメレオン座の娘の物語 2016.5.31 投稿

 1992年「誓いはV!」引退三部作の2作品目にあたる漫画版「ほんとうのこれ

から」をベースに再構築した小説ですが、「1.ここにいること」の続編に当たる

ため、ほとんど別物になりました。

瞬とジュネに幸せになってもらうべく、竹脇奔走の大暴走って感じです(笑)

昔よりラブラブが描けなくなったのは、年を取ったせいでしょうか…

一応アニメベースから派生した話なので、カットは緑色バージョンです。

 

 

 

 

 

3.いまはともだちがほしくて 2016.6.6 投稿

 1992年「誓いはV!」引退三部作の3作品目にあたる小説「そして あした」を続きとして書き直して行く

 つもりが、間に1本妄想話が入ってしまいました。ジュネがともだちが欲しいと言い出したので…。

 大筋としては瞬の自分探しの旅はそのままで、悶々は次作へ持越しです。

 

 

4.そして あした 2016.6.14 投稿

1992年「誓いはV!」引退三部作の3作品目にあたる小説「そして あした」書き直し版の完結編…の

はず。無事に瞬の自分探しの旅が完結し、ジュネともちゃんと納まる所に収まりました。

これで一連の引退のストーリーと、瞬の修業時代からの成長物語にもピリオドを打てて、二次創作活動

は終わるかに思えました。

 

 

5.マコトがもらわれる日 2016.7.3 投稿

1988年当時、同居していた三人で盛り上がっていた星矢×美穂。それも形にならないまま妄想だけが

取り残されました。

突然イメージでパッと浮かんできたタイトルと画から、ワード叩きながらストーリーが出来ていった不思

議な青春の1本(笑)。その心残りが書かせた業でしょうか。

美穂がどうやってこれまで生きてきたか、おそらく私には想像できない現実問題として過酷な人生だった

かと思いますが、そこを脳内補完で1988年当時とは全く違う星矢×美穂となりました。

でも、こうやってずっと待ち続ける女子は本当に愛おしいです。そして、星矢ちゃんの周囲のマコトや星の

子学園のみんなが支え合っている「ひと」の現実は、沙織や聖闘士である星矢ちゃんたちの誇りと支えに

もなっているのだろうとしみじみしました。

もし、わたしに書きたいことがあるとしたら、たぶんそんな可能性に懸けられる小さなことを、星矢ちゃん

達の目の前に積んでいって、自分も幸せな気持ちになりたいのでしょう。

さりげに瞬×ジュネもできて満足。

 

 

6.オートクチュール〜瞬とジュネの物語 2016.7.10 投稿

「マコがもらわれる日」を受けての突然の瞬ジュネ急展開。投稿のスパンが物語っております。

「そして あした」で二人の決着がついたはずが、どうもそうではなかったことがまたまた突発で浮かんでき

て、ワード叩きながら突貫工事で書いてました。

モデル職業のジュネ中心の話で、ほんとうに瞬×ジュネ最終形態でした。タイトルが珍しくカタカナ表記でし

たが、星矢ちゃんが言ってくれたので途中で即決でした。

これでわたしの中の瞬ジュネは全力を出し切り、短期間で精いっぱいゴールをめざし駆け抜けた達成感に

(自己満足という…)包まれていました。もうやり残したことは…ないと。

どうかいつまでも、瞬とジュネちゃんがお幸せでありますようにと。

 

 

以上が、カメレオン座のジュネ引退パターン』に基づく創作で、便宜上ケースB とします。

思い残すことがないはずのわたしに訪れた突然の衝撃!原作を読んでいなかった報いが見事にやって

来ました。

それが昨年の夏のことです…

「顛末2」に続きます。

 

 

 

           

                 

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